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薬のことを考える

早くも冬到来、のような晩秋。
たしかに、立冬は迎えたが。
ここ数年か…秋が極まり、冬が少しずつ始まる…そんな移ろいを含めた季節の変わり目を感じにくい。
なんだか、淋しい感じがして、身体も気温の落差についていくのが大変だ。


薬のことは、これまでも書いてきたと思う。私は薬屋の孫娘として生まれ、小さい頃から抗生物質やステロイドの塗り薬などが身近にあって、安易に使われる環境で育った。薬を多用しても、アトピー性皮膚炎の症状は一進一退で治ることもなかったし、風邪をひくと気管支炎によくなっていた。でも、今では、まったく薬を使っていないのに、アトピーの面影はなく、風邪をこじらせることも、ほとんどない。

原家族から離れ、自分が子どもを生み育てる立場になって、日々の生活や社会にある様々な矛盾に気づき疑問を持ち始めたところから、薬のことにも関心を持ち調べるようになっていった。薬の危険性を知り、医療に頼るのではなく、伝承的な、自然なものを活用しながら身体とつき合っていくことの大切さを少しずつ学び実践するようになっていった。

しかし、まだまだ、私の考え方は中途半端であったと思う。三人の子ども達との暮らしと仕事…に懸命に取り組みながらも、ひとりで抱え込んでしまう生き方の中で蓄積されていた心身の疲れが限界になり、思うように心も身体も動かなくなったとき。藁をもつかむ気持ちになって魔が差した、とも言えるのか。それ以前には依存の問題にも取り組んでいたのだし、薬には注意していたはずなのだが…。

かつて、数年前になる。鬱・パニック障害、という診断で薬を処方され使用した時期があった。抗鬱薬、抗不安薬(安定剤、と一般的に呼ばれているもの)、睡眠薬など。
振り返れば、当時、私に必要だったのは、薬ではなくて。まずは仕事を減らすこと。あるいは一時的に仕事を休むことも含めた休養であり、徹底した心身のケアだっただろう。しかし病院の心療内科を受診して、薬で症状を抑え無理に働き続けようとしたあげく…結局、責任のあるポストについていたにも関わらず、急遽、仕事を辞めざるを得ない切羽詰まった状態に陥ってしまった。

むしろ、薬を使用したことによって、さらに状態が悪くなったと、今は、思う。薬による、ひどい眠気や意識朦朧状態、自律神経の乱れによる血圧低下等の不調、精神症状としての不安感・焦燥感の増大、耐性がつき効かなくなるため処方の多剤化・増量もあり副作用が増大して、心身ともに混乱を極めていくばかりだった。こういうことが起こっても、当時は、ただ、自分の病状が悪化していっているのだ…と思っていたし、自分の心身の具合の悪さが気になり囚われる悪循環から逃れられなくなっていった。冷静に、振り返ってみれば、薬によって、それまでにない不調がもたらされたのは確かだったろう。

仕事を辞める直前には、車を運転中に意識を失い自損事故も起こした。電柱にスライドするように激突してミラーが根元から飛び、窓ガラスが振動で砕けて崩れ落ちた。他者や自分の生命を傷つけることなく済んだのは不幸中の幸いだったが、そのときの恐怖、ショックは今だ忘れられない。それまで、そんな事故を起こしたことはない。医師には運転業務があることも伝えており、眠気に配慮した処方とのことだった。

その後、仕事を離れてから、しばらくは食べることもままならず眠り続けて体重も大きく減少していき、立ち上がっては気を失い顔面や頭部をぶつけて怪我をしたり、道路で倒れて危うくバスに轢かれそうにもなった。記憶も曖昧で、気分転換に、とベッドで見たDVD映画の内容はぼんやりとしか覚えていない。人との関わりも、どこか上の空で十分な思考が出来ないままに行動していたと思う。のちに後悔するような言動も多かった。今でも、当時の記憶は、他の時期と比べ希薄であり、なんともやりきれない思いだ。

私が、心身の回復の歩みが積み重なっていく手応えを感じられるようになったのは、減薬をはじめてからだ。記憶の定着を実感出来るようになったのは断薬後。幸いなことに、私が処方薬を使用したのは減薬時期も含め3年に満たないのだが、それでも代償は大きい。

受診して2年になる頃、薬の効果や、薬を飲むこと、そのものについて疑問を少しずつ感じるようになり、減薬の希望を医師に伝え、医師の指示による減薬が行われたが、その際、私は、それまで体験したことのないほどの逸脱した不安感と希死念慮によってODや自殺衝動に見舞われるなど、危うい経験をした。この体験により、精神薬の危険性、特に依存形成、離脱症状について、よりリアルに理解が進むことになる。精神薬は、医師の指示に従わないで乱用するから依存になるとか、大量に飲むから具合が悪くなる…とか、生命を落とす、とか、そういう次元のモノではないことを実感した。

その後、ある本との出会いをきっかけに、あらためて薬のことを学び薬の減らし方、切り方についても調べ、担当の医師に断薬に向けての処方を逆にリクエストする形で無事断薬に至ることが出来た。

さて、ブログの本の紹介欄にもアップした『精神科は今日も、やりたい放題 “やくざ医者”の、過激ながらも大切な話』の著者、内海聡氏は前書きにもあるように、かつて『精神科セカンドオピニオン2』という本を出版している。

実は、私自身が薬への疑問を持ち、減薬から断薬に成功した、きっかけや学びのもとになったのが『精神科セカンドオピニオン』シリーズだった。しかし、著者は、現在出版されている一連の書籍の中で『精神科セカンドオピニオン』で主張してきた内容について自責の念を述べている。たしかに、その著書で、病気と薬を肯定した上で使い方について疑問を呈していたこと、は、薬の害、また、患者の抱える症状について、問題の根本的な解決にならない、むしろ問題を助長する考えだったかもしれない。現在、彼が述べている、精神病そのもの、薬そのものについて、その存在が人々の健康に寄与するものではなく、基本的に害を及ぼすものだ、としているのと、大きく異なる。私自身は、今、後者の現在の彼の主張に共感している。

内海聡氏の書籍は、この他に『心の病に薬はいらない』『医学不要論』『児童相談所の恐い話』『大笑い!精神医学』。最新が『医者とおかんの「社会毒」研究』。氏のツイッターやFacebookでも、諸々情報提供しているので参考に。毒舌、と言えば、そうなのだが真実だなあ、と痛切に感じることが多い。
つまるところ、原発の問題も、精神薬の問題も、子宮頸癌ワクチンも、TPPも、秘密保全法も、そして、社会の在り方、個人の生き方も…あらゆる問題は繋がっていて、いずれかだけをモグラたたきのように叩いても、解決は困難だ、という、しごく全うな考え方が述べられていると思う。また、一部の悪い奴によって、悪いことが起きているんだ…という胆略的なことでもなく、もっと広い視野で、歴史的なところから考えていくことの必要性。人間社会の根底に流れる思想への疑問など。

それらの著書を読んでいると、ここまで人間は人でなしだったのか、と落胆もするが、それを踏まえて、薬を断ちサバイバルするためのノウハウを提供し、とりわけ今と未来の子ども達をこそ守りたい、と活動している氏の姿勢に共鳴するものがある。減薬、断薬の際の症状の緩和についても、これをやったら楽になります…という依存を招く内容ではなくて、自然療法等の先人の知恵の活用、生き方・暮らし・食生活等、トータルでの改善、そして、それらを責任を持ち選択すること、情報や直感、体験によって選び活用していくことを説いているのもいいなあ、と思う。

実際、私自身、もともと、そうした生き方を志向して実践してきていたことも多く、この減薬に踏み切る少し前からヨガをはじめたり、それまでも関わってきた自助グループでの取り組みや支え…といった、基盤や準備があったことも大きいとは思う。

そして、減薬中はもちろん、薬を再び使わない生活になってからも、情報と直感、体験を大事にしながら、アロマセラピー等の自然療法、ヨガやアレクサンダーテクニーク等の身体の使い方のワーク、人との繋がりを大切にした自助ミーティングのセラピー&活動等を通して、自らの心身のセルフケアを継続すること、また、社会へのアプローチを、自分の出来る範囲で続けることを大切にしている。

精神薬の犠牲は、あまりに大きく悲惨。若くして生命を失った友人も居る。もちろん、今、服用しながら、生きている人が居て、薬の害の部分を踏まえても飲むことを選択する、必要な人が居るのは否定しない。ただ、心の不調や不眠等の心身症状があったら医者に行って薬をもらうと良いのでは、とか、医者が言うなら大丈夫でしょう、と私は決して言えない。そして、まず、薬を飲む前に、病院に行く前に、改善出来ることはないか、助けを求められることはないか、話せる人は居ないか…考えて、行動してみること…それが、とても大切だろう、と思っている。
医療、病気、薬などについて疑問を持たれている方、薬をやめたい方、また、精神薬は必要だ、と考えている方も、是非、内海氏の著書を読まれることをおすすめしたい。

精神科は今日も、やりたい放題精神科は今日も、やりたい放題
(2012/03/23)
内海 聡

商品詳細を見る
ホントに大切な話し。精神科の薬の問題、そもそも、精神科?精神病って?というところから、疑問を投げかけ事実を解き明かす…個々の生き方、社会の在り方への痛烈なメッセージ。本書は、これまでの著者自身の活動への自戒もこめて…と始まる、より深く、広く問いかけていく一連の書の第一弾。

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プロフィール

マギーB

Author:マギーB
自然を感じて繋がる、人のハートを感じて繋がる生き方で、丸ごと暮らしていくのが夢。私の夢っていう舟に帆をはろう。好きな絵本「わたしのおふねマギーB」。

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