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ローズマリー・サトクリフの作品との再会


ケルト歴史ファンタジー ケルトの白馬/ケルトとローマの息子 (ちくま文庫)ケルト歴史ファンタジー ケルトの白馬/ケルトとローマの息子 (ちくま文庫)
(2013/01/09)
ローズマリー サトクリフ

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ストーリーの展開と描写の壮大さ、繊細さ、美しさに、身体ごと引き込まれ魅せられていく感じ。この本が児童文学であることは大人として誇り。与えられた人生を、どう受取り、どう生き抜くのか…、紀元前後の人々の生き様を描くことを通しての真摯なメッセージ。


ローズマリー・サトクリフの作品との嬉しい再会。

ローズマリーという名前、これも縁なのだろうか?
植物のローズマリーは、香草。アロマセラピーの精油としてもよく使われている。ローズマリー・シネオールは、さわやかなすーっとするような感覚の中に、多少エキゾチックで甘くフローラルな香りがする。精油の場合、葉と花を蒸留するので、葉の精油と花の精油双方の特徴を兼ね備え、集中力・殺菌・免疫強化・抗炎症作用を持ち、消化器系のケアに良いと言われる。

少々、話しが横道に逸れてしまったが、ローズマリー・サトクリフ(Rosemary Sutcliff、1920年12月14日 - 1992年7月23日)は、イギリスの女流、児童文学作家。歴史・ファンタジー。大人向けの作品もあるそうだ。
代表作にカーネギー賞を受賞した『ともしびをかかげて』、『アーサー王と円卓の騎士』 などがある。
ケルト神話やギリシア神話を元にしたもの、ケルトの民族やイングランド地方の話などが多い。

私が中学一年生の夏、カーネギー賞を受賞した本をいくつか読む中で、はじめてサトクリフの作品に出会ったのが『ともしびをかかげて』。
当時の読書日記には「とてもおもしろかった…」と感動しつつも差し障りのない感想が書かれている。
しかし、それは、その頃の私が、文字に出来ない葛藤、苦しさを抱えていたからか?自分の家族のこと、自分自身、家族をめぐる自分のありのままの気持ちなど、たとえ、日記であれ、書けなかった。私が、そういったことを、少しずつ正直に記せるようになったのは、自分史を書いた中学三年の頃からだろうか。

今回、同じサトクリフのファンタジーを読みながら、当時の私の気持ちがありありと重なり、思い出されてきた。いったい、なぜ、こうした作品に私が惹かれていたのかも、腑に落ちるようだった。読みながら、何度も涙が溢れてきた。


ケルト歴史ファンタジー
『 ケルトの白馬/ケルトとローマの息子 』ローズマリー・サトクリフ著 灰島かり訳
ちくま文庫 2013年1月10日第一刷発行 880円(+税)


古代ケルト人の描いた巨大地上絵「アフィントンの白馬」の謎をもとに、紀元前1世紀のイングランドで、馬と生きた、先住民の血が混ざった…イケニ族の族長の息子ルブリンの運命を描いた『ケルトの白馬』。
その200年後ローマのブリタニア遠征を背景に、ケルト人に育てられたローマの血を引くベリックが、ケルトを追われた後、壮絶な日々を乗り越えながら、平安に導かれるまでの物語。『ケルトとローマの息子』。

この2つの物語に共通しているのは、本人にはどうすることもできない血筋、の違いにより、育てられ育ち合った人たちから疎外されたり、追われたりした息子達のストーリーだということ。

一緒に暮らす家族との間に、あるときを境に、気づかされる壁の存在。その壁は、どんどん増長して、お互いを引き離してしまう。それでも、そう、私も。家族の一員として、家族の中の誰かに所属しているものとして、忠実に、尽くそうとする。しかし、その思いは叶わず、満たされず、所属感のなさ、孤独感、虚しさ、屈辱感さえ味わうようになる。ましてや敵陣に渡されるような気持ちは辛い。

しかし、この2つの物語は絶望の物語ではないと思う。
『ケルトの白馬』はハッピーエンドではないけれど、ルブリンは、ひとりの人間の生死をこえて雄大な自然と共に、イノチをつなぐ大きな作業を成し遂げ彼の人生を全うしたようにも思える。

『ケルトとローマの息子』は過酷な日々の中で、何度も、もう終わりなのだと、あきらめ、恐れ、怒り、悲しみ…といった感情を持ち、しかし、また、立ち上がり、生きるための努力を重ね、夢を持ち、癒し、歩み出していく。

人間を。生きることを。幸せになれることを信じられなくなる。やっと平安が訪れても、そこから逃避するこさえ考えてしまう。けれど、踏みとどまり、思い直し、勇気をもって幸せに生きることへ向かっていく姿は、まさに、サバイバー、リカバリー。

もちろん、理不尽さでいっぱいなのだ。なぜ、虐げられるのか、奴隷にされるのか、殺されるのか…。でも、ただ、それを否定することでなく、ただ、嘆くことでなく、その中でどう生きるのか、生きたのか、ありのままに、淡々と丁寧に綴られた作品は、心に静かに深く響いてくる。

私は、いま、かつての所属感のない孤独感から解放され、過去の傷も少しずつ癒し、穏やかな日々を生きられつつある。自分の大切な居場所、と言える具体的なつながりも、いくつか持つことが出来ている。
そうした居場所を通して、気づかされ、学び、与えられてきた感覚として、今は、どこかに所属していることに安心感を求めるというよりも、何か、もっと、大きく、ゆるやかで、豊かなつながり、循環、プロセスの中に、自分が生かされている、という感じを持っていて、その中で、私は心身の平安をもらっているようだ。

サトクリフの作品は、風の香り、葉の色、毛布の温もり、スープの匂い…、自然や暮らしが今ここにあるように、細やかにありありと描かれており、人が生きるということが、本当に、自然や暮らしとともにあることを、あらためて確認させてもらえる。

小さな頃から、本に生かされてきた。サトクリフの作品も、きっと、中学生の私を、そして、今に至る私をささえてきてくれたのだろうと思う。本は、今も、私の大切な心の居場所のひとつ。感謝だ。



今週末のアロマ・ステップ学講座5月のテーマは、選ぶ・信じる。
どんな方向に生きていくのか、自分自身が信じて選んでいくこと…の大切さ。
「信じる」こと、「選ぶ」ことのつながり。
アロマセラピーを活用しながら進める12ステッププログラム。
自分の中の選ぶ力、信じる力を発見しながら…素敵な時間を過ごしましょう。
お待ちしています!

☆☆☆☆☆☆☆ ◎ ☆☆☆☆☆☆☆ ◎ ☆☆☆☆☆☆☆

年間を通して開催するTEENSPOSTスタジオ悠でのアロマ・ステップ学講座
ただいま、参加者受付中。

毎月第二土曜日午後、開催。年間講座ですが途中からor単発参加も歓迎。女性プログラム。
4月からとってもハートフルで、ピースフルな…ありのあまの自分を感じて、わかち合う素敵な時間がはじまっています。ぜひ、一緒にどうぞ。

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初夏の陽射しの中で、マイガーデン、チェリーセージの花も咲き始めました。

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Author:マギーB
自然を感じて繋がる、人のハートを感じて繋がる生き方で、丸ごと暮らしていくのが夢。私の夢っていう舟に帆をはろう。好きな絵本「わたしのおふねマギーB」。

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