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麻の本

『hemp ヘンプ 読本 麻でエコ生活のススメ』
赤星栄志著 築地書館 2006年初版 2000円+税

先日、お話を伺った赤星さんが書かれた本。斜め読みで紹介することが出来なかったので、あらためて読了。
ヘンプ hemp とは、麻の英語名でアサ科の一年生植物、大麻草のこと。世界各地で栽培され、3ヶ月で3メートル以上に成長し、農薬や化学肥料もほとんどいらないという特徴をもつ。

この本を読んで、そもそも、麻について、自分自身が持っていた知識も曖昧だったことがわかったし、実際のところ、多くの人にわかりづらいのが現状なのかもしれない。

というのも、日本は戦後、GHQが、大麻草を、痲薬の原料植物として栽培、販売など全面的に禁止しようとしたといういきさつがあり、なんとか、もともと日本にあった麻文化を存続させるために、麻の種類によっては痲薬成分のある花穂と葉以外の成熟した茎と種は、免許制の栽培など規制を受けながらも利用していけるようにはなったものの、その他の要因ともあいまって、近年、麻の栽培も使用も減少してきた。
本来、私たちの暮らしの身近にあったはずの麻は、どのような思惑があったのか定かでないにしても、一方的に危険な印象を与えられる中、石油産業、西洋文化の攻勢を受けて、関わりにくい、見えづらい存在になってしまったようだ。

ヘンプ=大麻草は、日本では指定外繊維として、麻の表示が出来ない、という矛盾もある。家庭用品品質表示法では、亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)だけが麻と表示出来るとのこと。
その他、ジュート麻、マニラ麻、サイザル麻、ケナフなど、麻の仲間はいろいろあるが、アサ科に分類されるのは、大麻草のみ。

「麻」と「痲」の違い、のことも、この本でよくわかった。それにしても、ぜんぜん意味の違う、この二つの文字が同じように使われたことは、恣意的?あまりに軽卒?と考えてしまうなあ。

「麻」という漢字は、小屋の中で、刈り取った麻の茎から、右に左に、皮をはぎとり、繊維を取り出していく作業をあらわしたもの。
いわゆる麻薬としての「大麻」の「痲」は、本来、痺(しび)れるという意味(痲痺)。当用漢字表に「痲」という字がなかったため、似ている「麻」をあてた、という。

麻の辿った運命は、きっと、珍しいものではなく、おそらく、日本で、また、世界各地で、貴重な古来からの生活文化がこんなふうに消されたり、変えられたりしているのだろう。

しかし、再び、その価値を見直し、新しい方法も含めて、活用されていくこともある、その一つが、麻。

人間は、沢山の間違いをする。
けれど、そこからやり直せる、新たに生き直せる。
社会もまた、人類も…反省しつつ、良いものを見直し、新たにより良いあり方を目指していくことが出来たら、と願う。そして、本当に、そうしていきたい、と思う。


ヘンプ読本―麻でエコ生活のススメヘンプ読本―麻でエコ生活のススメ
(2006/07)
赤星 栄志

商品詳細を見る
ヘンプについての基本的な知識と、その活用方法、可能性についてが網羅されている。古来から使われてきた歴史、文化、そして、戦後、大麻草栽培が免許制になった日本の現状など。ヘンプを通して、環境問題、その背景にある世界の社会、経済構造を垣間みることが出来る。

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Author:マギーB
自然を感じて繋がる、人のハートを感じて繋がる生き方で、丸ごと暮らしていくのが夢。私の夢っていう舟に帆をはろう。好きな絵本「わたしのおふねマギーB」。

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