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文字のいらない絵本

今日は、絵本の紹介。

「アンジュール ある犬の物語」ガブリエル・バンサン著
ブックローン出版


文字のない絵本であるけれど、子どもはもちろん、大人にも薦めたい一冊。

ガブリエル・バンサンの傑作のひとつだと思う。

モノトーンの鉛筆のデッサンによって、悲しみ、諦め、放心、淋しさ、そして、期待、喜び・・・といった、アンジュールに湧き起こる感情を、また、その姿の静も動も、すべて、描ききっている。

だから、文字はいらない。

いきなり、走る車の窓から、捨てられる、アンジュール。

追いかけ、諦め、彷徨い、すさんでいく姿。
しかし、期待を失いきれずにいる。

新しい飼い主になるであろう、ひとりの子どもと出会う場面は、映画のラストシーンのようではなく、それまでのアンジュールの日々の延長線上に、ふと、訪れたように、さりげなく、しかし、心に響いてくる。


アンジュールのストーリーは、私達、ひとりひとりの人生のようでもあり。
アンジュールの姿を通して、自分の心を見つめなおすこともできる。

捨てられる・・・という、体験は、恐ろしいものだ。

単に失うことではなく、突き放されること。
今まであった、何かから、捨てられる、喪失感を伴うもの。

捨てられて、それでも、なお、彷徨いつつ、生き延び、期待、希望を、持ち続けていく強さ。
私達は、持っているだろうか。


3月11日以降、様々な喪失感と向き合っている日々。
しかし、私達は、すべてを失ってしまったわけではない。

この絵本を読んでいると、捨てられた怖さ、悲しみ、圧倒的な喪失感の背景に、生きることを支える、何か不思議な力が存在するような気もしてくる。

苦しみを体験する人生であっても、そこに、安堵の日が来る、ことを感じさせてくれる。

読み終わったとに、静かに、アンジュールを抱きしめたくなる、私にとっては、そんな絵本だ。



アンジュール―ある犬の物語アンジュール―ある犬の物語
(1986/05)
ガブリエル バンサン

商品詳細を見る
モノトーンの鉛筆によるデッサンによって描かれた、言葉のない、絵本。飼い主に捨てられた犬のアンジュールが、なおも、後を追い、彷徨い、そして、新しい飼い主になるであろう、ひとりの子どものところに辿り着く。言葉は、いらない、と思わせるほどの、描写力で、読む者を圧倒する、すごい絵本。
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Author:マギーB
自然を感じて繋がる、人のハートを感じて繋がる生き方で、丸ごと暮らしていくのが夢。私の夢っていう舟に帆をはろう。好きな絵本「わたしのおふねマギーB」。

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