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本を読んで考えた

対談、と言えども、さらっと読めるものではない。
まさに、この本は、そんな本。
文庫版になってるし・・・、私が甘く見て、読み出したせいもあるだろうが。

「ザ・フェミニズム」著者 上野千鶴子・小倉千加子 
 2005年発行 ちくま文庫


大学に入った頃に、上野千鶴子さんの「資本制と家事労働」という、ブックレットを読んだ。目からウロコみたいな感動があって、内容をノートにせっせとまとめた。まだ、このノートどこかに、あるはず。

あ~こんな仕組みの中に、私は生きてきたんだ、みたいな、謎解きのような面白さがあった。でも、本当に、表面的な理解しか出来なかったんだなあ、と今、振り返って思う。その後の人生を思えば、それは、あのとき感動した以上の深さと、広さのある問題だった。

その後、上野さんのことは気になっていた。名前を見つけてチョコチョコ読んだ。「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」は、上野さんの著者ではないが、これも面白い本だった。ちなみに、その著者、遙洋子さんが、今回紹介する本の解説を書いている。

正直、私は、この対談を通しても、小倉千加子さんよりも、上野千鶴子びいき。

それにしても、この本のタイトル、ザ・フェミニズム。挑発的な響きがあるが、内容的にも、文字面を追えば、たしかに、そう。しかし、すべて、読んでみれば、簡単に、個別の批判なり、賛成をしても、どうなのか、と思う。ひとつの意見のもとには、その下地になっている考え方がある。

たとえば、上野さんと小倉さんの意見が一致した、夫婦別姓は支持しない、って言うのも、一瞬、え!と反応してしまうが。これは、まず、結婚制度を支持しない、ことの上に、成り立っている意見。

以下、上野さんの言葉を引用。(109ページ)
「結婚みたいなもン、なんでいちいちこの男とデキました、なんておクニに登録せんならんねん。そもそもセックスを契約関係でするというのが気に入らん。子どもは別、と言うなら、子どもだけ登録したらよろし。シングルマザーOK、となったらいちいち男出入りなんて届け出しなくてもいい。」

ここまで読むと、それはそうだ・・・、って思うね。私も。

今ある制度や、社会状況の中で、上っ面を、あーでもない、こーでもない、と変えようとすることに終始するのではない、もっと、根本への疑問、そこからの改革、という視点が大切。

まあ、それでも、現実的に、やらないよりはやったほうがまし、とか、ないよりはあったほうがまし、というものもある、と上野さんは語っている。

他にも、火種になりかねない、いくつもの賛否が、この本に登場している。
そして、著者たち自身も、過去と今、意見が変わったり、違う見方をしていることもある、という。
つまり、同一人物でさえ、意見が変わっていく、違うアンサーを出していく。
そういう過程を通して、本当のことは何か、それを、求めていくことは、正直な生き方としての学問とも思える。

この本を読んでみて、結局のところ、フェミニズムっていうのは、一言でも、一冊でも、語りきれないし、まとめられないし、何か、同一のもの、不変なものでもない、ということしか、わからない。少なくとも、私の頭では、そうだった。

ただ、フェミニズムに流れる普遍的な問いであろう・・・。
自分にとって、何が解放なのか?という問いは、私にとって、かけがえのないもの。

自分にとって、解放とは何か?
誰かを差別することの上に成り立つのではない、私の解放とは?

そして、最終章で、ジェンダー・カテゴリーの解体について、書かれているのは、最近、私が行き着いている何か、まだ、あまり言葉には出来ないが。そこのところにも共鳴する。

上野さんは語る。「ジェンダーとセクシュアリティがからまりあいすぎているから、ジェンダーがないと、同時にセクシュアリティもない、と人々はカン違いしてしまう。」(291ページ)
小倉さんも語る。「問題なのは誰と誰が制度の外でセックスしているかではない。誰と誰が愛し合っているかなんです。目にみえないところで人々が愛しあうことは、権力の最も恐れるところです。じゃあ、愛とは何かと聞かれたら、フーコーは「相手を喜ばせることができる一切の事柄の総計」と定義しています。」(291ページ)

自己定義権の獲得、という言葉も出てくるので、私が、今、そこから考えるのは、ジェンダー・カテゴリーから解放されて、ゆらぐことも含めたセクシュアリティの中で、自分を愛しみ、誰かと、愛し合うことの出来る一個の人間、そうした自己の定義が出来れば、ということ。

一冊の本、いろんなこと考えさせてくれるね。
本に感謝。
無事に一日過ごせたことに感謝して、少しヒートアップした頭を冷やし、おやすみなさい。

ザ・フェミニズム (ちくま文庫)ザ・フェミニズム (ちくま文庫)
(2005/09/07)
上野 千鶴子、小倉 千加子 他

商品詳細を見る
2001年の対談を記録した「ザ・フェミニズム」の文庫版。当代を代表するフェミニスト二人が語り合う。一見、漫才トークのようなやり取りを通して、それぞれの「本当」を追求し続ける姿が熱い。
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自然を感じて繋がる、人のハートを感じて繋がる生き方で、丸ごと暮らしていくのが夢。私の夢っていう舟に帆をはろう。好きな絵本「わたしのおふねマギーB」。

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